2012年12月12日水曜日

追悼の意を込めて

年の瀬になってきました。

皆さんお元気ですか。寒いのが僕は一番嫌いです。細いとほんと寒くてたまらないのよ。

来年は色々チャレンジする年にしようと思ってる。

できるのかなー。

ドラマーとしてももっと成長したい。

そういえば、僕がドラムを叩きだしたきっかけってのは、父親の友達のミュージシャンのライブを見に行った事がきっかけなのです。

僕は中学時代、いじめられっ子。

内気で、人に文句を言われるとすぐにへこんでどうしようもなかった。

ミュージシャンって以外にそんな人多いよな。まぁ北小路さんもそんな感じだったらしいし。

アイツと出会った時、そんな話で盛り上がった気がするなぁ笑

まぁそのあたりはまた話すとして、とにかく学校に行きたくなかった。

友達なんかできないし、もう毎日誰かに殴られるし。

そんな中、ライブというのに初めて行って、そこでそのミュージシャンのライブを見たのね。

その頃、引きこもりつつある僕に知り合いがギターを貸して教えてくれてたけど、全然興味なかった。

もっと言えば、音楽になんて興味がなかったし、自分ができるものではないと決めつけていたのです。

だから正直親に「なんかのきっかけになれば」と連れていってもらったライブも全然おもしろくなかった。

ただね、そのライブでドラムの人がソロをやったんです。

ドラム。何も知らない僕からすれば、マシンに入ってる人みたいで、すごくかっこよかった。

派手だし、ライブでは一番目立つ。

「僕もあんな風になれるのかな?」と少年梶谷は少し思ったのです。

人前で拍手をもらってキャーキャー言われる。そんな夢のような事ができるのかと。

そのソロを叩いて僕を魅了したドラマーが、父親の友達であり、僕の師匠でもある人なのです。

この時期になるとほんとよく師匠との練習の日々を思い出すなー。

師事を受けた7年間。

プロになりたいと言った僕に師匠は何も言葉では教えてくれませんでした。

今になって自分で勉強をしだして初めて、あの時なんで教えてくれなかったのかが、わかるようになった。

自分で考える事。それがドラムの基本ですもんね。

あんなに人間性のでる楽器ってないから。叩く人間の性格までが出る楽器、それがドラムだと思います。

結局一度も褒められる事なく、師匠は他界しました。

もうすぐ命日です。

いつもドラムと向き合おうと思う時、師事を受けた時のノートを見返してます。

今だからわかる事も沢山あるのですね。

疲れた時、迷った時、いつも思うのは、やっぱり僕は師匠のようなただテクニックがあるだけじゃなく、人に頼られて、人に好かれて、人を楽しくさせるようなミュージシャンになりたいと思うのです。

優しくシンプルなのに攻めてくるような音がある。それが理想ですなー。

まぁしんみりしましたが、師匠が亡くなってまだ僕は線香の一つもあげにいってません。

毎日やれと言われた事も全然できてない笑

だめだめなドラマーですよ。

それでもいつかきっと追いつきますよ、そん時はちゃんと挨拶に行こうと思ってます。

実はブログで師匠の事を書くのはこれが何回目かわからない笑

でも書く時は自分の中でいつも何かのきっかけになってます。

改めてお世話になりました。



来年には僕もドラム講師として活動しようと思ってますよ。

「いつだって無理だって決めつける人は何もチャレンジしてない人と相場が決まってる。」

スラムダンクの名言ですなー。

興味ある人は気軽に言ってねー!

ドラマー梶谷

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