2013年6月14日金曜日

彗星オルケスタ



書こうと思っても、言葉を出そうとするたびに口を噤んでしまう

先週のいいわけ。


好いてもらうには、自分を嫌いにならないでいる必要があって。

暮らしてゆくには、どうしようもなくさびしいのだと思う。

灯しても吹き消され
それでも火を守るようにして。

さびしさで、誰かに縋ろうなんて、みにくいじゃないの。
ぼくたちもう、10代からはとっくに離れてしまったんだから。

帰る場所を見失ってしまうのはいつまでも慣れないものです。


*****


ぼんやり考えることも少なくなりました。

近所の神社では蛍が出てきて

地元で見ていた空や、川辺のきらきらしたのを思い出します。

澄んだ紺色の中でちかちかする光は

おとなになっても掴めそうもありません。



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